派遣労働者の同一労働同一賃金に係る自主点検表
厚生労働省は派遣労働者の同一労働同一賃金実現に向けて、派遣元と派遣先が活用できる自主点検表を策定、公開しました。
「派遣労働者の同一労働同一賃金に係る自主点検表」は、令和2年4月1日に施行された改正労働者派遣法(いわゆる同一労働同一賃金)に関して、遵守しなければならない主な内容がチェック方式でをまとめられたものです。
派遣元に対しては、「派遣先均等・均衡方式」と「労使協定方式」の2種類の点検表が用意されています。
派遣先に対しては、改正派遣法で新たに記載事項となった項目の点検を求めています。派遣料金の配慮義務については、派遣元からの交渉の要請に一切応じない場合や、派遣元が同一労働同一賃金を守るために必要な額を提示したにもかかわらず、派遣料金が提示額を下回るケースは指導の対象になり得ることとしています。
本点検表は、今後も必要な改訂・改善等を図っていく予定で、原則回収を求めるものではないとのことです。
自主点検表ダウンロードページ
自主点検表は以下のリンクページからダウンロード可能です。法改正から半年を迎えるこの時期に、労働者派遣の適切な実施、派遣労働者の待遇改善につなげていただくためにも、本点検表の積極的な活用をお願いしたいと思います。
- 「派遣労働者の同一労働同一賃金に係る自主点検表」を掲載しました。
(東京労働局需給調整事業部お知らせ)
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