職業紹介とは

職業紹介って、上手く説明できますか? 

職業紹介って、そもそもどういう意味?

それは、職業安定法で定義されているのです。「職業紹介」とは、「求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立のあっせんをすること」と定義されている。また、「求人者」とは、「対価を支払って自己のために他人の労働力の提供を求めるため、他人を雇用しようとする者」のことをいいます。そして「求職者」とは、「対価を得るために自己の労働力を提供して職業に就くために他人に雇用されようとする者」をいいます。なお、「あっせん」とは、「求人者と求職者との間をとりもって雇用関係の成立が円滑に行われるように第三者として世話すること」をいいます。

職業紹介に該当するか、しないか?

自ら求人・求職を受理せず、求人・求職の申込みを勧誘する業務、職業紹介事業者に求人・求職を全数送付する業務のみを行うことは、職業紹介に該当しません。また、職業紹介事業者に対し、求人申込みの意向を持つ求人者がある旨の情報提供を行うことは職業紹介に該当しません。

求人者に紹介するため求職者を探索した上、その求職者に就職するよう勧奨し、これに応じて求職の申込みをした者をあっせんするいわゆるスカウト行為(ヘッドハンティング)を事業として行う場合は、職業紹介事業に含まれる、この事業を行うためには、職業紹介事業の許可等が必要です。

また、いわゆるアウトプレースメント業のうち、教育訓練、相談、助言等のみならず、職業紹介を行う事業は職業紹介事業に該当し、この事業を行うためには、職業紹介事業の許可等が必要です。(職業紹介事業者、求人者、労働者の募集を行う者、募集受託者、募集情報等提供事業を行う者、労働者供給事業者、労働者供給を受けようとする者等が均等待遇、労働条件等の明示、求職者等の個人情報の取扱い、職業紹介事業者の責務、募集内容の的確な表示、労働者の募集を行う者等の責務、労働者供給事業者の責務等に関して適切に対処するための指針(平成 11年労働省告示第 141号。以下「指針」という。)第5の5より)。

職業紹介事業の役割とは?

職業紹介事業については、無料で勤労権及び職業選択の自由の保障のセーフティネットとしての役割を果たしている政府機関である公共職業安定所(いわゆる「ハローワーク」。)の職業紹介事業と活力及び創意工夫を活かし労働力需給調整の役割を果たしている民間及び地方公共団体の職業紹介事業とが相まって、効果的な労働力需給調整が行われることが望まれるものとされています。

ハローワークと民間の人材紹介会社の総力でもって、我が国の効果的な労働力需給調整が期待されているのですね。

職業紹介を事業で行うとは?

職業紹介を「事業」として行うことという意味は、一定の目的をもって同種の行為を反復継続的に遂行することをいい、1回限りの行為であったとしても反復継続の意思を持って行えば事業性があるが、形式的に繰り返し行われたとしても、すべて受動的、偶発的行為が継続した結果であって反復継続の意思を持って行われていなければ、事業性は認められないこととされています。

この判断も一般的な社会通念に則して個別のケースごとに行われ、営利を目的とするか否か、事業として独立性があるか否かが反復継続の意思の判定にとって重要な要素となります。例えば、

  1. 職業紹介を行う旨宣伝、広告している場合
  2. 事務所を構え職業紹介を行う旨看板を掲げている場合等

については、原則として事業性ありと判断されます。

許可なく、積極的に、偶然ではなく、職業紹介を行ってしまうことで職業安定法に抵触する可能性があるのですね。

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