職業安定法が改正され、求人等に関する情報の的確な表示や個人情報の保護に関するルールが変わりました。その変更に伴い、有料・無料職業紹介事業の許可基準が改正されました。
許可基準改正の内容
個人情報の取り扱いに関するルール
「個人情報を適正に管理し、および求人者、求職者等の秘密を守るために必要な措置が講じられていること」として以下の事項を追加します。
- 業務の目的を明らかにするに当たっては、求職者等の個人情報がどのような目的で収集され、保管され、または使用されるのか、求職者等が一般的かつ合理的に想定できる程度に具体的に明示すること。
- 個人情報を収集する際には、本人から直接収集し、本人の同意の下で本人以外の者から収集し、または本人により公開されている個人情報を収集する等の手段であって、適法かつ公正なものによらなければならないこと。
- 求職者等本人の同意を得る際には、次に掲げるところによること。
- 同意を求める事項について、求職者等が適切な判断を行うことができるよう、可能な限り具体的かつ詳細に明示すること。
- 業務の目的の達成に必要な範囲を超えて個人情報を収集し、保管し、または使用することに対する同意を、職業紹介の条件としないこと。
- 求職者の自由な意思に基づき、本人により明確に表示された同意であること。
求人等に関する情報の的確な表示が義務付けられました
業務の運営に関する規程の要件について、「求人等に関する情報の的確な表示」に関する内容を含む業務運営規程を有し、これに従って適正に職業紹介事業を運営することが必要です。
HRストーリーズ社会保険労務士法人では、有料職業紹介事業の許可申請を御依頼頂いた場合に、すでに法改正の内容が充足された業務の運営に関する規程を作成しております。
改正後の許可基準の適用
改正後の許可基準は、2022(令和4)年10月1日から適用されています。このため、 2022(令和4)年10月1日以降に新規の許可や許可有効期間の更新を希望する事業主は、改正後の許可基準を満たす必要があります。
有料職業紹介事業の許可申請代行
有料職業紹介事業の新規許可申請代行を承ります。HRストーリーズ社会保険労務士法人では、有料職業紹介事業の許可申請の実績に長けた社会保険労務士が貴社に代わって書類作成や都道府県労働局の窓口の職員に対して申請行為を代行致します。